2つの世界遺産「石見銀山・佐渡金山」をつくった【大久保長安】(ブラタモリにも登場!)
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NHKの人気番組「ブラタモリ」(2022年5月28日放映)にて、八王子の町が特集され、大久保長安の名前が何度も登場しました。
さて、大久保長安とはどんな人物なのでしょう?
甲斐の国に猿楽師の子として生まれ、武田信玄に仕えたのち、戦国末期に徳川家康の配下に。
そこから民政の面で本領を発揮。
世界遺産となった石見銀山や佐渡金山などの鉱山開発を担い、江戸幕府草創期の財政を支えました。
世界史的に見ても、世界遺産を2つつくった人はいません。
大久保長安の手腕がいかに優れていたかが分かります。
全国各地の町立ても積極的に行い、特に八王子の町づくりには辣腕を振るいました。
暴れ川だった浅川の治水、商業都市としての空間的配慮、甲州街道や一里塚の整備、高尾山の竹木伐採禁止のお触れ、八王子千人同心の組織化、信松尼(松姫)の庇護など、枚挙にいとまがありません。
代官屋敷を小門町にある産千代稲荷神社辺りに設置し、天下の総代官として江戸の民政を差配していました。
揺籃社(ようらんしゃ)では、そんな大久保長安の活躍に各方面から迫った4冊の本を出版しています。
この機会にぜひお手に取って長安の華麗なる事績に触れてみてください。
なお、ここで紹介した書籍は八王子市内の主な書店で販売しています(遠方の方はアマゾンをご利用ください。下記の書影にリンクあり)。
入門編

村上直、馬場憲一、仲野義文、濱野浩、大宮守友・共著
A5判ブックレット・64P+カラーグラビア16P・900円+税
◎日本各地で業績を残した大久保長安の足跡を各地域の研究者が読み解く、基本的事項を押さえたコンパクトな1冊。
絵 本

吉田美江・文、長野美穂・画
B5判ソフトカバー・フルカラー28P・1,100円+税
◎民衆に慕われ、民衆と共に生きた大久保長安を、主に八王子での活躍に的を絞って紹介した絵本。総ルビが嬉しい。
★上記の本のお問い合わせはコチラ
★電話はこちらまで 042-620-2615 揺籃(ようらん)社