【清水工房・揺籃(ようらん)社 ニュースレターVol.40】

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お世話になっている皆さまへ

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
八王子市追分町の印刷・出版の会社、「清水工房・揺籃(ようらん)社」です。

ステイホーム期間中はいつも以上に子どもたちと過ごす時間が多くなり、ずっと濃厚接触状態でした。
そんなある日、娘(3歳)から「いくないは、いくないの?」と尋ねられました。
前段のおしゃべりも加味して通訳すると、
「「わるい」の反対は「わるくない」なのだから、「いい」の反対は「いくない」じゃないのか?」と、そう彼女は主張していたのでした。
なかなか鋭い指摘で、すぐには応答できませんでした。
文法的に正しい解答があるのかもしれませんが、それを言い募ってもおチビさんには難しいでしょう。
親として、かろうじて「面白いところに目をつけたね、スゴイね!」と褒めて伸ばす作戦でお茶を濁しました。
皆さんならどう答えますか?

さて、ニュースレター最新号をお送りします。
もし、ご不要の方がいらっしゃいましたら、お手数でもご一報いただければ幸いです。



★【コロナウイルス感染拡大防止の対策について】
清水工房・揺籃社(ようらんしゃ)では、下記の通り、コロナ対策を実施しております。
・日に3度の換気タイムの設定
・来客対応時におけるマスクの着用
・お客さまへの手指の消毒のお願い
・出社時や外出から戻ってきた際の手洗いとうがいの励行
徐々に日常が戻りつつありますが、それでも心配な面がありますため、しばらくは上記の対策を続けます。
お客さまには大変なご不便をおかけいたしますが、なにとぞご理解とご協力のほど、よろしくお願いします。


★【戦後75年・八王子の戦争に関する新刊2点】
前回とほぼ同内容の告知になります点、ご容赦ください。(大切なお知らせですので……)。

今年2020年は戦後75年の節目です。
揺籃社(ようらんしゃ)では、2冊の戦争関連書籍を発行します。
これを機に、戦争の悲惨さ、無意味さを再認識しませんか。
そして、二度と繰り返さないという強い覚悟を共有できたら幸いです。

◎小説『キミ達の青い空 ―八王子空襲から七十五年―』(前野博著、A5判、346ページ、並製本、1,200円+税、7月1日発行、限定1000部)
大正10年生まれの山野キミは、八王子生まれ、八王子育ち。
死期が近づき、想いは戦中の八王子へ……。
仲良しの由江ちゃん、好きだったあの人、隣保館での悲劇、逃げ惑った空襲、託された手紙、そして列車銃撃……。
キミの現在と過去が織り成す悲しくも美しい人生物語。
戦中戦後の八王子を舞台にして、一人の女性の成長と苦悩を描き出す、『この世界の片隅に』を彷彿とさせる小説です。
※6月18日付「アサココ」189号にて本書が紹介されました → http://asacoco.jp/
※6月30日付「読売新聞」でも記事になりました →
https://www.yomiuri.co.jp/local/tokyotama/news/20200629-OYTNT50119/

◎ガイドブック『八王子の戦跡』(揺籃社編集部編、B5判、約100ページ、フルカラー、並製本、1,200円+税、7月下旬発行予定)
八王子市内に数多く残されている戦跡を網羅的に紹介するガイドブック。
戦争をよく知らない世代には分かりやすく、戦争を体験された方には心から納得していただけるように、様々な工夫を凝らして編集中です。
後世に戦争の悲惨さ、平和の大切さを伝えていく一助になればと願います。
本書を手に、市内の戦跡を巡ってみませんか(秋には市内戦跡見学会を開催予定、コロナ次第)。

※ご予約や詳細については当社まで → info@simizukobo.com か 042-620-2626


★【八王子東急スクエア→八王子オクトーレ】
JRの八王子駅北口を出ると、左手にどーんと大きなビルがそびえています。
1997年に開業した14階建ての「八王子スクエアビル」です。
中央部分が天井まで吹き抜けになった贅沢な造りで、なんとなくバブル期の名残りが感じられます。
11Fと12Fにある「八王子市学園都市センター」の会議室やギャラリーを利用されている方も多いのではないでしょうか。
先月25日、管理者の変更に伴い、これまでの商業施設名「八王子東急スクエア」が「八王子オクトーレ」となりました。
ちょっと不思議な名前ですが、「オクト」は「8」を意味する接頭辞。
「オクターヴ」、「オクトパス」など、「8」にまつわる言葉の頭に使用されています。

八王子駅前に新風をもたらすランドマークとなれるでしょうか。
※詳しくはこちらへどうぞ → https://www.hachioji-octore.com/


★【10年振りの作品集『NanaⅡ』 編集部・山崎領太郎記】
先般、大城侃子(おおしろなおこ)さんの第2作品集『NanaⅡ』が完成しました。
2010年の出版に続く、10年振りの新作です。
収められているのは、大城さんが手塩にかけて作り続けてきた人形たちの写真。
第1作目はスタジオでの撮影で、やや緊張気味だった人形たち。
今回は野外のため、心なしかウキウキしているように感じられます。
人形は、粘土や石膏で型を取り、綿布で肌を縫い、絹糸で髪の毛を表現、洋服も新たに縫って着せるという、
実に繊細で、根気のいる作業を経て作り上げられています。
モチーフはお子さんやお孫さん、幼い頃の兄や姉、母親、夫、ご自身の幼少期など、家族が中心。
ページをめくっているとつい笑みがこぼれる、優しい家族史ともなっています。
編集担当として携われて光栄でした。
10年後、3作目はあるかな……?



ニュースレターは不定期に発信いたします。
何かご意見などありましたらお知らせください。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

㈱清水工房・揺籃(ようらん)社 社員一同

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株式会社 清水工房 (揺籃社)
〒192-0056 東京都八王子市追分町10-4-101
Tel 042-620-2626 Fax 042-620-2616
Mail info@simizukobo.com
URL http://www.simizukobo.com/
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