2020/02/04
お世話になっている皆さまへ
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
八王子市追分町の印刷・出版の会社、「清水工房・揺籃(ようらん)社」です。
先日、ネットのスポーツ記事で「ややほろ苦いデビューとなった」という文面がありました。
ちょっと引っかかったのは、「ほろ」にはすでに「やや」が含意されているのではと感じたからです。
「ほろ」は「ほの(仄)」から転じたといわれています。
微かに感じられる淡さにも丁寧に言葉を与えているのが日本語の良さですが、
ほのかな感情をさらに「やや」で薄めてしまっては台なしではないかと思いました。
まあ、デビュー戦でうまくいかなかった選手からすれば、「ほろ苦い」どころか「もろ苦い」状況でしょうから、
その印象を少しでも和らげてあげようという記者の配慮があるのかもしれません。
実は当社にも新人さんが入社しました(経理担当の堀江さん)。
引き継ぎ期間中に風邪を引いてしまうという、それこそ「ほろ苦い」デビューでしたが、接客や電話対応の際など、どうぞお引き立てのほど、よろしくお願いします。
さて、ニュースレター最新号をお送りします。
もし、ご不要の方がいらっしゃいましたら、お手数でもご一報いただければ幸いです。
★【フリーペーパー はちとぴ】
八王子の地域情報を紹介するフリーペーパー「はちとぴ」。
最新号の44号が仕上がり、市内書店や提携店にて配布中です。
探訪シリーズ第4弾は「小宮地域」。
八高線沿いをそぞろ歩く「まるっと小宮・探索コース」、南部をゆったり漫遊する「ぐるっと小宮・周回コース」の2コースを設定してみました。
「はちとぴ」は財政的には非常に厳しい情勢が続いています。
引き続き、「はちとぴサポーター制度」へのご支援をお願いいたします。
なお、次号は「元八王子地域」を予定しています(5月頃発行予定)。
ぜひ、皆さまがお持ちの情報をお寄せください。
※「はちとぴ」の詳細についてはこちら →
http://www.simizukobo.com/original13.html
※サポーター制度に関しては当社まで → info@simizukobo.com か 042-620-2626
★【揺籃社の新刊 豊田芳子著『哀しみの女君たち―『源氏物語』のヒロイン・二十四抄―』】
いまから千年以上も前に執筆された『源氏物語』。
本書は紫式部が登場させたヒロインの中から主だった24人の女君を取り上げています。
『源氏物語』を読み解く市民講座を長く受け持ってきた豊田さんは、
哀しみのうちに生きざるを得ない女君たちの来し方行く末を丹念にあぶり出します。
平安時代のしきたりに隔世の感を覚えつつ、一方でどの時代も変わらない人間の性に惹かれていくことでしょう。
登場人物の動きがよく理解できる付録の系図、年立などもありがたい入門書です。
・A5判256P、ハードカバー、2000円+税
※本書のお問い合わせは揺籃社まで →info@simizukobo.com か 042-620-2615
★【データの保存媒体・組版部桑原記】
最近のデータの保存媒体は、DVD-R、BD-R、あるいはUSBメモリが主流となっています。
清水工房のデータバックアップには、主にMO(光磁気ディスク)を使用しています。
このMO、50年ともいわれるほどの長期保存性に優れているものの、
容量が、ほとんどみたことがない2.3GBを除けば、最大1.3GB、よく使われるのが640MBと不足気味。
しかも速度が遅い。
今ではより大容量のものに取って代わられてしまい、ディスク、ドライブともに入手困難になってしまいました。
今後は長期保存性に不安がある(といっても10年は持つとされている)DVD-RやBD-Rに保存していくようになると思います。
現状、MOに保存されているデータはほぼ再利用できますが、ドライブの方が故障で使えなくなって読み込めなくなったり、
OSの更新などで対応ソフトウェアが使えず、再利用が不可能になる可能性があります。
実際、SCSI接続のドライブは使用できなくなり、USB接続頼み。WINDOWS7以降のOSでは使えないソフトが多数あり、
ネットワークから隔絶された環境で古いOSのPCで対応しています。
データの長期保存はなかなか厄介です。
★【八王子の路面電車(武蔵中央電気鉄道)・組版部桑原記】
先日、御茶ノ水駅前の御茶ノ水橋の工事中に、
かつて存在した路面電車の線路が掘り出されて話題になっていました(ほぼ同時期に京都の伏見稲荷付近でも同様に発掘)。
八王子市内にも今の国道20号上に路面電車が走っていたとのこと(1939年廃止)。
遺構はほぼ残っておらず、付近に車庫があったという並木町の長安寺参道に敷石が再利用されたとか。
揺籃社発行の『続・八王子の今昔』に写真が1枚掲載されています。
また、『八王子の電車とバス』に武蔵中央電気鉄道の項目があります。
現在の地下鉄のように都心部に張り巡らされていた路面電車も、都電荒川線しか残っていません。
八王子でもどこかから線路が出てきてくれると実感が湧くのですが、
廃線時は鉄が高価だったため再利用されてしまって、出てくる可能性はほぼなさそうです。
★【お知らせ】
毎年、同時期にお伝えしておりますが、印刷屋さんにとっての書き入れ時が年度末です。
予算執行の関係から、3月に官公庁や学校関係の印刷物が集中するためです。
もっと厳しい状態になるのが印刷の最終工程を担う製本屋さんで、2月になると製本の予約を取る印刷屋さんが増えていきます。
当社も似たような状況です。
2月の後半から3月末までは仕事が目いっぱいとなり、急ぎの対応ができない場合もあります。
予めご承知おきいただければ幸いです。
ニュースレターは不定期に発信いたします。
何かご意見などありましたらお知らせください。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
㈱清水工房・揺籃(ようらん)社 社員一同
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株式会社 清水工房 (揺籃社)
〒192-0056 東京都八王子市追分町10-4-101
Tel 042-620-2626 Fax 042-620-2616
Mail info@simizukobo.com
URL http://www.simizukobo.com/
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