【色川大吉著『不知火海民衆史』上下巻完成!】

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【色川大吉著『不知火海民衆史』上下巻完成!】

歴史家の色川大吉先生による『不知火海民衆史』(A5判、上巻310P=2400円+税、下巻362P=2600円+税、揺籃社刊)が完成、本日より発売です! アマゾンはこちら。

上巻は水俣病関連の論説篇、下巻は不知火海沿岸の古老を聞き取り調査した聞き書き篇。『水俣の啓示』を補完する畢生の大作にして渾身の大著!

石牟礼道子さんの懇望を受けて、色川大吉先生が「不知火海総合学術調査団」を結成されたのは、1976年春。以来、10年の長きにわたり、各界の第一人者ともいうべき研究者たちが不定期で水俣を訪れ、水俣病の実態を各方面から調査していきました。

色川先生は民衆史の掘り起こしをメインとされ、地元の古老や語り部を何度となく訪問、聞き取りを行い、それらの調査結果を大学の紀要や学会誌などに発表しました。

それらのうち、いまでは入手困難な論考を集成したものが本書。40年以上の月日を経ても古びない情熱を帯びた論考に、混沌とした21世紀の地平から学ぶべき点は非常に多い。 投稿画像投稿画像投稿画像投稿画像